16年3月の月例会

●内  容: ペンタックス 35mmフルサイズカメラ新製品の紹介
●講  師: リコーイメージング
 江上晃央氏、大久保恵慈氏、大塚真弘氏
●開催日時: 2016年3月24日(木) 18:30-20:30
●開催場所: ハロー貸会議室 水道橋
●関連URL: http://www.pentax.com/jp/k-1/
 
 

 
2016年4月28日に新発売となったペンタックス35mmフルサイズカメラ K-1 の紹介。この例会の時点は発売前であり、試作機を持ち込まれてのデモンストレーションが行われた。
ペンタックスは、2003年発売の*ist D以来、デジタル一眼レフカメラはAPS-C仕様のみをラインナップし、35mmフルサイズについては沈黙を守ってきた。昨年開催されたイベントCP+ 2015でのプロトタイプ発表を経て、今回の発売に至った。

K-1には、1975年の発売開始から現在までに至るすべてのKマウントレンズが装着でき、どのレンズでもボディー内手ぶれ補正機能が機能する。視野率100%の光学式ファインダーとともに、独創的なフレキシブルチルト式液晶モニターが、撮影現場での構図確認にとても役立ちそうだ。

操作面では、これまでの前後ダイヤルに加え、スマートファンクションと称する新たなダイヤルが右肩に用意された。冬季の手袋装着時にも操作しやすそうである。
環境性能も、防塵・防滴構造、耐低温特性をも備えた高強度・高耐久のボディーで、レンズの最前部には防汚コーティングも施され、過酷な山岳地での撮影にもトラブルの起こりにくい特徴を備えている。外形寸法もAPS-C仕様カメラの同社K-3兇らわずかな増加に抑えられ、他社35mmフルサイズカメラよりもコンパクトに収まっている。

画質面では、撮像素子を1画素ピッチずつシフトさせた4連写で超解像を実現する独自のリアル・レゾリューション・システム(RRS)が、最大の特長となっている。ISO感度は最高204800、AF・AEは-3EVまで追従する。有効画素数は3640万あり微細なブレの影響が心配されるが、手ぶれ補正機構が大きく強化され、その効果はシャッター速度換算で5段分。さらに5軸補正で、マクロ撮影時のシフトブレや超広角レンズに顕著な回転ブレにも対応するという。

従来は外付アダプター(別売アクセサリー)で対応していたGPSユニットが基本機能としてボディーに内蔵されたことも、重要な改良点。正確な撮影地点(位置・高度・方位)情報を自動記録するほか、ペンタックスでは、GPSと電子コンパスで計測した位置・方位情報を、ボディー内手ぶれ補正機構との連携で星空の自動追尾撮影に活かすことができるアストロトレーサー(簡易赤道儀機能)を備えている。
なお、従来の外付GPSアダプターの場合、フラッシュ用アクセサリーシューに外付していると持ち歩いているうちに落としやすく、ヘルメットを被っているとファインダーを覗く際にぶつかる使いにくさもあった。ボディー内蔵は、フィールドでGPSを心置きなく使えることにつながっていく。

豊富な新機能と改良点を持ち、山岳風景撮影には大変に魅力的なカメラとなった印象で、会場では聴講者より活発な質問が挙がっていた。

       
  司会の飯島一次理事

    
  リコーイメージング
江上晃央氏(中央)、大塚真弘氏(右)
    
 
         
  リコーイメージング
大久保恵慈氏
    
  新開発の5軸・5段手ぶれ補正機構。
マクロ撮影や超広角レンズでも効果を発揮。
    
 
     
  フルサイズ対応ズームレンズはF2.8大口径タイプを中心にラインナップ。
    
 

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